ご挨拶

学術大会長のご挨拶

学術大会長 吉住 秀之

学術大会長

吉住 秀之

独立行政法人国立病院機構
都城医療センター 院長

このたび2024年8月22日(木)~ 8月23日(金)の二日間福岡国際会議場にて第50回日本診療情報管理学会学術大会を開催する運びとなりました。

日本診療情報管理学会は、診療情報に関する記録とその管理実務の担当者を主な団体会員として1975年(昭和50年)に発足して以来、診療情報管理や診療情報管理士の役割の拡大とともに、国内外を問わず社会に開かれた学術団体として着実に発展してまいりました。診療情報管理はIT技術の発展により紙のカルテ記載記録から個人のlife record informationと進化し、その管理、利用において診療情報管理士の役割が非常に大きくなっていると同時に求められる技能も情報管理と分析の比重が高まっています。日々変化しつつある医療分野という環境の中で適応し、進化していくために求められる診療情報管理を考える上で、節目となる第50回の学会は、またとない好機であると考えます。現場で活躍する診療情報管理士、診療情報管理士を目指す学生に加え幅広く医療従事者の参加を募り、本学会を有益な公論の場としていく所存です。是非開催地福岡に足をお運びいただき、討論に参加していただくとともに、学術大会の成功にむけて格段のご支援ご援助を賜りますようお願い申し上げます。

副学術大会長のご挨拶

学術大会副大会長 森田茂樹

副大会長

森田 茂樹

純真学園大学 副学長

伝統ある第50回日本診療情報管理学会学術大会の副大会長を務めさせていただくことを大変光栄に思っています。

吉住大会長のご挨拶にもありますように当学会が発足した1975年に、相前後して診療録管理士という名称が誕生しました。1996年には診療録管理士から診療情報管理士への名称変更、2006年のDPC制度の誕生と我が国の医療情報制度の拡大に相応するように本学会が発展して参りました。この間の医療情報分野の発展のスピードの速さは目を見張るものがありますが、近年のAIの爆発的な応用の拡大は少し目を離しているといままでの10年分の進歩に取り残されているような状況になっています。AIの発展を支えるものはハードウエア、ソフトウエア、ビッグデータの3つであると言われています。今回の学会で吉住大会長がビッグデータをメインテーマに選ばれたのは誠に時宜を得たものであると思います。診療情報のビッグデータを常日頃現場で扱っている本学会の会員の皆様がビッグデータを軸にAIがどのように我が国の医療施設に応用されているか、また諸外国や他の分野でAIがどのようなインパクトを与えているかを共有したうえで会員の皆様の日々の業務に生かす方向性を議論するのも今回の学会開催の一つの目的ではないかと思います。

皆様にとって有意義な学会となりますよう尽力いたしますので、是非福岡にお越しいただきご支援ご協力賜りますようお願い申し上げます。